「日本文学100年の名作第9巻 アイロンのある風景」
世紀末から21世紀への転換点、進化する日本文学 「日本文学100年の名作第9巻 アイロンのある風景」新潮文庫 「アイロンのある風景 村上春樹」二月の深夜、三宅から焚き火に誘われた順子は、恋人・啓介とともに海岸へ向かう...
世紀末から21世紀への転換点、進化する日本文学 「日本文学100年の名作第9巻 アイロンのある風景」新潮文庫 「アイロンのある風景 村上春樹」二月の深夜、三宅から焚き火に誘われた順子は、恋人・啓介とともに海岸へ向かう...
どの作品もちょっと「ずレ」ている 「溺レる」(川上弘美)文春文庫 なぜカタカナの「レ」なのか? 表題からして私たちの感覚と ちょっとずれています。 実は、この短編集、どの作品も ちょっと「ずレ」ているのです。 「さやさや...
読み手は幻惑されてしまうのです 「さやさや」(川上弘美) (「日本文学100年の名作第9巻」) 新潮文庫 「さやさや」(川上弘美) (「溺レる」)新潮文庫 蝦蛄を食べに行ったメザキさんと「私」。徳利を何本か空にして二人は...
書評集というよりは言葉のコレクションBOX 「大好きな本 川上弘美書評集」(川上弘美)文春文庫 「大好きな本」。 タイトルからして本好きな私は 惹かれてしまいました。 著者が私の好きな川上弘美だったから なおさら惹かれて...
キャラクターは、ちっとも素敵でないのです 「七夜物語 上・中・下」(全三巻)(川上弘美)朝日文庫 「夜の世界」第七夜でさよと仄田は 完璧な美しさを持った子どもたちと 出会い、魅了される。 しかし、その子どもたちは 醜く弱...
安易な解決を断固拒否する近年の「異世界迷い込み小説」 「七夜物語 上・中・下」(全三巻)(川上弘美)朝日文庫 「夜の世界」に迷い込んだ さよと仄田の小学校4年生二人。 さよはそこで若き日の両親に出会い、 父と母もまた幼い...
異世界迷い込み小説は新しい展開を迎えています 「七夜物語 上・中・下」(全三巻)(川上弘美)朝日文庫 読んだはしからその内容を すべて忘れ去る不思議な本「七夜物語」。 小学校4年生のさよは、 その本に導かれるように、 同...